Windows7やVistaのPCでGoogleのサービス(GmailやGoogleカレンダーなど)が極端に遅くなる、という現象を経験しました。
すべてのサイトで発生するわけではなく、(自分で確認した範囲では)Googleのサービスだけで発生していました。
この原因を探ってみると、ローカルエリア接続の設定で IPv6 が有効になっている場合に発生する例があることがわかりました。
Windows7のローカルエリア接続のプロパティでは下記の部分ですね。
このIPv6のチェックを外してみると、動作が遅かったサイトの動きが見事に改善されました。
ただしIPv6を無効にした場合、NTTのフレッツスクウェアなど、IPv6を利用したサービスを受けられなくなることがあるので注意が必要です。
最初はWindows7で経験しましたが、OSレベルでIPv6を標準サポートしているVistaでも同様の症状がありました。
WindowsXPは標準の状態ではIPv6はインストールされていませんが、NTTのフレッツスクウェアの設定をするとIPv6がインストールされます。この状態だと症状が発生することがあるようです。
・・・その後の話。
Windows7がインストールされたパソコンを再セットアップした際にこの設定を忘れていてIPv6を有効にしたままだったんですが、Googleサービスが遅くなるという現象は出ませんでした。
すべてのパソコンで起きるわけでもなく、パソコンやルーターの環境にも影響されるのかもしれません。
問題なく利用できている場合は、設定は変更しない方がいいですが、WindowsでGoogleサービスなど特定のサイトで遅くなる という現象で悩んでいる方は試してみる価値はあると思います。
※前のブログ(blog.penchi.jp)で、一番アクセスが多かったエントリーだったので、その後の話も加えて書き直しました。
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