iOS 10.3 が公開されました。
今回のアップデートは、事前のバックアップが必須 と言われていますが、その理由は?
iOS 10.3 アップデート前のバックアップをすすめる理由
iOS 10.2から10.3へ・・・マイナーアップデートだから、いつものように本体でサクッとやればいいじゃん! とお考えの方も多いと思いますが、今回のアップデートについては、アップデート前に必ずバックアップをすべし! という情報が多数です。
どうしてアップデート前のアップデートをここまで強く言ってくるのか?
その理由は、iOS 10.3 にすることでファイルシステムが変更される ことにあります。
iPhoneやiPadのストレージのファイルシステムは HFS+ というフォーマットを使っていましたが、iOS 10.3ではAPFS(Apple File System)に変更されます。
iOS 10.3 がインストールされると、そのiPhoneやiPadに保存されているファイルがHTFS+からAPFSに変換されることになりますが、その際に何らかのトラブルが起きた場合、そのファイル(データ)を失ってしまう可能性があるのです。
https://japan.cnet.com/article/35098178/
http://iphone-mania.jp/news-163079/
アップデートをする前にバックアップをしておけば、トラブルが起きてアップデートできなかった際に、バックアップから復して、データを保持することができます。
iTunesを使った丸ごとバックアップがおすすめ
iPhoneやiPadのバックアップは、iCloudを使ったバックアップと、iTunesを使ったバックアップの2パターンがあります。
https://support.apple.com/ja-jp/HT203977
iCloudを使ったバックアップは、本体のみでできお手軽ですが、iCloudのストレージ容量の制限もあり、iPhoneを丸ごとバックアップすることはできません。
iTunesをインストールしたパソコンでのバックアップであれば、iPhoneを丸ごとバックアップすることができるので、こちらをおすすめします。
https://penchi.jp/archives/9786.html
https://penchi.jp/archives/5959.html
iTunesを使った丸ごとバックアップは、修理や買替時にも有効なので、普段から定期的にバックアップしておくことをおすすめします。
iTunesでバックアップからアップデートまで一連で行う
今回、@penchiはiiTunesでPhoneのバックアップをして、そのままiTunesを使ってアップデートを実施しました。
iTunesを使ったアップデートは、作業領域をパソコンに置くので、空き容量が少なくてアップデートができないiPhoneでも、アップデートをすることができます。
https://penchi.jp/archives/5880.html
https://penchi.jp/archives/6281.html
あとがき
今日はiPhone、iPadのiOS 10.3アップデートに加え、Apple Watchのアップデート、さらにはmacOS Sierraのアップデートと、Apple製品アップデート祭り状態でした。
OSのアップデートは、機能的な向上もありますが、セキュリティ面の修正や更新もあるので、快適で安全に使うためには、ぜひ行っておきたい作業です。
アプリによっては古いOSでは使えないアプリもあるので、そういった点でもきちんとアップデートしておきたいですね。
ただし、今回の iOS 10.3 のアップデートでは、ファイシステムが変更されるので、万が一に備え、アップデート実施前にバックアップをすることを強くおすすめします。
投稿者プロフィール
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@penchi
デジタルガジェットとアナログな文具を好むハイブリッドなヤツ。フリーランスのパソコン屋兼ウェブ屋。シンプルでキレイなデザインやプロダクトが好きです。
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