
MacとWindowsにGitをインストールしてGitHubを使えるようにしたのですが、Macでは色々と苦戦したので覚え書きも兼ねてまとめてみます。
MacでGitを使うには?
MacにGitをインストールするにはいくつかの方法があり、一番簡単なのはX-Codeをインストールすることです。
ターミナルで
git --version
と入力し実行すると、X-Codeがインストールされていなければインストールウィンドウが開き、指示に従って作業すればインストールできます。
この方法でもいいのですが、Gitのバージョンアップなどのことを考えると、Homebrewというパッケージマネージャーを使うのがいいということがわかりました。
ネットを調べても多くの方がHomebrewをお使いのようです。
Mac(Intel、M1)にHomebrewとGitをインストールする
Macでターミナルを開いて、Homebrewのサイトにあるシェルプロンプトをコピーし貼り付け、実行します。

実行するとパスワードの入力を求められるので、Macに設定したパスワードを入力し、インストールをします。
HomebrewでもX-Codeが必要ですが、この時にあわせてインストールしてくれます。
少し時間がかかりますので、気長に待ちましょう。
M1 Macでの追加作業
M1(Apple Silicon)を搭載したMacの場合は、Homebrewインストール後に下記の一手間が必要です。
Homebrewのインストールが完了したターミナルに下記のような文字列が表示されます。
==> Next steps:
- Add Homebrew to your PATH in /Users/******/.zprofile:
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/******/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
- Run `brew help` to get started
- Further documentation:
https://docs.brew.sh
(******はユーザー名)
ここからまず
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/******/.zprofile
をコピーして貼り付けし実行します。
次に
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
をコピーして貼り付けし実行します。
※上記作業は従来のIntelチップが搭載されたMacでは必要ありません。
macOS Ventura の場合 -2022.11.7 追記-
先日、macOS Ventura 13.0が公開されたので Mac mini(M1,2020)を初期化しmacOS Venturaをインストール、Homebrewをインストールしたところ、一部違いがあったので追記します。
インストール完了後に表示される文字列は下記になります。
==> Next steps:
- Run these three commands in your terminal to add Homebrew to your PATH:
echo '# Set PATH, MANPATH, etc., for Homebrew.' >> /Users/******/.zprofile
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/******/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
- Run brew help to get started
- Further documentation:
https://docs.brew.sh
echo '# Set PATH, MANPATH, etc., for Homebrew.' >> /Users/******/.zprofile
の一行が増えています。
そのため、上から順に3行を貼り付けて実行します。
******はユーザー名ですので各自の表示のままコピーして貼り付けて実行してください。
まず1行目を貼り付けて実行(return)。
echo '# Set PATH, MANPATH, etc., for Homebrew.' >> /Users/******/.zprofile
次に2行目。
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/******/.zprofile
最後に3行目。
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
以上で完了。
下記の brew --version でバージョンを確認してバージョンが確認できれば正常にインストールできています。
Homebrewを管理するコマンド
Homebrewのバージョンを確認するコマンド
brew --version
Home Brewをアップデートするコマンド
brew update
HomebrewでGitをインストールする
Homebrewがインストール後、ターミナルで下記のコマンドを実行します。
brew install git
インストールが実施されるので終わるまで待ちます。
インストールしただけではHomebrewでインストールしたGitではなく、X-CodeでインストールされたGitを認識していますので、パスを通してHomebrewでインストールしたGitを使うよう設定します。
インストールが完了したら、下記のコマンドでパスを通します。
echo 'export PATH="/usr/local/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
パスを通したら、下記のコマンドで反映させます。←この作業を忘れずに。@penchiはここでひっかかりました。
source ~/.bash_profile
これでHomebrewを利用したGitのインストールが完了しました。
インストール後は、誰がコミットしたかをわかるようにするためのユーザー名とメールアドレスを設定します。
ユーザー名の設定
git config --global user.name "ユーザー名"
メールアドレスの設定
git config --global user.email "メールアドレス"
これでGitが利用できるようになりました。
Gitを管理するコマンド
Gitのバージョンを確認するコマンド
git --version
Gitをアップデートするコマンド
brew upgrade git
まとめ
HomebrewとGitについてはネット上に多くの情報があり参考になるのですが、2021年5月1日時点で@penchiが実際に作業した内容をまとめました。
この他にもやり方はあるのかもしれませんが、自分で行った作業内容をまとめておく意味もあって記事にしました。
※2022年4月8日に加筆修正しています。
※2022年11月7日に加筆しています。
投稿者プロフィール
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@penchi
デジタルガジェットとアナログな文具を好むハイブリッドなヤツ。フリーランスのパソコン屋兼ウェブ屋。シンプルでキレイなデザインやプロダクトが好きです。
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