パスワード管理アプリの変更を検討中なのですが、これまで使っていた1Passwordには100以上のデータがあるので、新たなツールの導入ではデータのインポートができないとかなり大変なことになりそう。
ということで、移行先の最有力候補 LastPassへのデータ移行をやってみました。
1PasswordのデータをLasrPassに移行する方法
具体的な作業手順としては、1Passwordでデータをエクスポートし、そのデータをLastPassにインポートする、という流れになります。
1Passwordのデータエクスポート
1Passwordを起動し、メニューの[ファイル]から[エクスポート]の[すべてのアイテム]をクリックします。
エクスポートのウインドウでは何もせず[保存]をクリックします。
ファイル名ではエクスポートするファイル形式を選択できますが、LastPassは1Password形式をインポートできるので、そのままでOKです。
上で指定したフォルダに1Password******.1pifというフォルダが保存されます。
このフォルダを開くと data.1pif というファイルがあるので、テキストエディタに読み込み開きます。
テキストエディタで開いたら、その内容をすべてコピーします。
LasPassにデータをインポート
LastPassにログインし、左側最下部の...アイコンをクリックし、表示されたメニューから[アドバンスオプション]の[インポート]をクリックします。
表示されたページで、ソースは 1Passwordを選択し、中央の大きな入力ウインドウに先ほどコピーしたテキストエディタの内容を貼り付けます。
貼り付けたら最下部の Check Data Sites ボタンをクリックすると、下記のようにデータが一覧表になり表示されます。
ここで正常に読み込まれているかチェックしたら、最上部の インポート ボタンをクリックします。
LasPassに1Passwordのデータがインポートされました。
これ以降はLastPsssのデータとして利用可能です。
データ移行は簡単
実際にやってみると、ほとんど手間もかからず、簡単にインポートでき、内容も修正の必要がなくすぐにLastPsssで利用できました。
戸惑ったのは、1Passwordのデータをテキストエディタで開きコピーするというところくらい。
ファイルを読み込ませるスタイルのものが一般的なので、珍しい方法ですね。
1台のパソコンでこの作業を行えば、他のパソコンやスマホ等にも反映されるので、スムーズに移行できます。
移行を検討した理由
去年、1Passwordがサブスクリプションプランを導入し、買い切りとサブスクリプションの2つの方式で販売しています。
Windows版のように買い切り版では、1Passsword 4(最新は1Password 6)のままアップデートしなかったりするのを見ると、いずればサブスクリプションに一本化されるのか? と感じてしまいます。
サブスクリプションが悪いわけではないのですが、1Passwordの年間4,140円から5,760円(契約先と方法により料金に違いがある)という価格は、パスワード管理に支払うのはちょっとハードルが高いような気が・・・。
LastPassはこれまで調べた限り、無料プランで充分いけそうな感触ですが、有料のプランでも年間1,400円なので、1Passwordにくらべてハードルはぐっと低くなります。
また、1Pssswordは各パソコンにアプリをインストールする必要がありますが、LastPassはブラウザと拡張機能で利用できるという点も気に入っています。モバイルもiOS、Androidアプリがあり、こちらも無料で利用可能。
というわけで、LastPassに移行することを前提に使い始めたという次第です。
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@penchi
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