去年の秋から検討していたOffice 365ですが、いよいよ正式に導入することにしました。
Office 365といえば、法人向けでしたが、去年の秋から一般ユーザー向けのOffice 365 Soloもリリースされ、選択肢が広がりました。
ただ、一般ユーザー向けの Soloと、法人向けのBusinessでは、プランはもちろんですが、機能的にも大きな違いがあるので、契約の際は要注意です。
Office 365 soloとBusinessの違いはなにか?
Office 365 Solo
Office 365 Soloは、一般ユーザー向けのプランで、料金は1年間ライセンスが12,744円/年、1ヶ月ライセンスが1,247円/月となります。
Office 365 Solo - Microsoft Store 日本
Word・Excel・Outlook・PowerPoint・OneNote・Access・Publisherの各デスクトップアプリ(ソフト)を、パソコン2台までインストールして利用することができます。(Access・PublisherはWindowsのみ)
その他に、OneDriveが1TBまで利用可能、Skypeの無料通話が毎月60分付き、タブレット用Officeアプリのフル機能が利用可能といったサービスが付きます。
Dropboxの1TBまで使える有料プランが、1,200円/月 というのと比較すると、1,247円/月で最新のOfficeアプリ2台分+OneDrive 1TBはお得感がありますね。
利用にはマイクロソフトアカウント(OneDrive等で利用しているアカウントでOK)が必要です。
Office 365 Business
従来からサービスを提供しているOffice 365 Businessは法人向けという位置づけですが、個人でも契約は可能です。
利用には専用のアカウントを作成する必要があります。(従来のマイクロソフトアカウントの利用はできません)
いくつかプランがありますが、一般法人向けの「Office 365 Business」が代表的で、年契約の場合 900円/月、月単位契約の場合 1,090円/月 となります。※今回はこのプランで比較します。
Office 365 のすべての一般法人向けプランを比較する
Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Publisher、OneNoteの各デスクトップアプリを、パソコン5台までインストールして利用することができます。(PublisherはWindowsのみ Soloで付いているAccessはありません)
その他に、OneDrive for Businessが1TBまで利用可能、タブレット用Officeアプリのフル機能が利用可能といったサービスが付きます。
Soloが1,247円で2台までなのに、900円のBusinessが5台まで使えるのというのは不思議に感じますが、付帯するサービスの違いもあるので、安易に料金だけでは決められません。
まず、アカウントが別なので、従来のマイクロソフトアカウントで利用しているサービスとはまったく別扱いになります。(併用は可能)
特に大きな違いは、OneDriveの違いで、OneDrive for Businessはアカウントの違いますが仕様もまったく違い、別物になります。
この点は多いに混乱しますが、下記の記事が非常に参考になります。
【清水理史の「イニシャルB」】 OneDriveとOneDrive - INTERNET Watch
OneDriveは将来的に仕様を統合する予定との発表はありますが、現時点では統一されていません。
期待!OneDriveの仕様が統一されるようです | penchi.jp
また、OfficeアプリでもAccessの仕様権利はないので、この点も理解しておく必要がありますね。
その他に、Businessでは会社等の組織で使いそうな機能はありますが、一般ユーザーにはあまり縁のないサービスかと思います。
どちらを選ぶべきか?
一番のポイントは使用するパソコンの台数ですか、使用できるアプリと付帯サービスもあわせて検討する必要があります。
Officeを使用するパソコンは2台で間に合うし、すでにOneDriveやSkypeも利用しているという場合は、Soloを使うのは無難でしょう。
パソコンの台数が3台以上で、Officeアプリをメインに考えたいという場合は、Businessがいいかもしれません。
ただし、従来のマイクロソフトアカウントのサービスと併用したいという場合は、ややこしくなることを覚悟しなければなりません。
@penchi はどのプランを選ぶ?
@penchi は、Office 365 Businessを選びました。
一番の理由はやはり、Officeを使うパソコンの台数です。Macで2台、Windowsで3台とライセンスをフル活用です。
AccessやPublisherは元々使っていなかったので問題なし。
従来のマイクロソフトアカウントのOneDriveは使っていましたが、メインのデータはDroboxに移行し、OneDriveは独立したバックアップ用として使うことにしました。
将来、OneDriveの仕様が統一されたら、メインのオンラインストレージとして利用する可能性はあります。
現在、無料の試用期間ということで利用していますが、来月には正式に契約し、継続利用するつもりです。
ATOK Passport、Adobe Creative Cloudに続き、Office 365 Businessと、サブスクリプションで利用するアプリが増えていくなぁ。
・・・これも時代の流れですね。
投稿者プロフィール
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@penchi
デジタルガジェットとアナログな文具を好むハイブリッドなヤツ。フリーランスのパソコン屋兼ウェブ屋。シンプルでキレイなデザインやプロダクトが好きです。
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office365は、microsoftの直販のみならず、近年ではkddi や softbank等、様々な販売店?から購入できるようですが、取扱店から購入するメリットは何なんでしょうか。お教えいただきたくお願い申し上げます。
メリットはその人にあった買い方で買えるということではないでしょうか?