モノ書きエディタを決められず迷走が続いています。
今回、新たにUpNoteというノートアプリを見つけたので使ってみます。

UpNoteとは?

つい先日見つけたアプリなのですが、すでに一部では注目されていたようです。
アプリ側のクラウドにデータを置き同期しながら利用できるマルチデバイスなノートアプリ、といったところでしょうか。

ノートアプリではお馴染みの3ペインのスタイルで、ノートブック・ノート・エディタ部分に分かれています。

UpNoteの機能

データはUpNote側のクラウドに保存される仕組みで同期はスムーズです。
エディタはMarkdown対応、Obsidianのように [[ を使ってノートをリンクさせることもできます。

設定画面からできることを見ていきます。
設定はUpNoteの右上にある歯車のアイコンをクリックして表示します。

テーマでは見た目の設定をします。
ライト・ダークの2種類だけなのがちょっと寂しいですね。

一般 ではアプリ内の表示方法やショートカットなどを設定できます。

エディター ではエディタ部分のフォント設定や表示を設定できます。
自由にフォントが選べることと、行間の設定ができるのはうれしいです。

UpNoteにはバックアップ機能があり、頻度や保存先などを設定できます。
データがUpNoteのクラウド側に保存されますが、そのデータをパソコンにバックアップしておけるのは安心ですね。
ノートはMarkdownのフォーマットで保存されているので、他のアプリで開くこともできます。

アプリと料金

UpNoteはマルチデバイス対応で、Windows・Mac・iOS・Android・Linuxの各OSごとにアプリが用意されています。

UpNoteは無料でも利用できますが、ノート数は50までの他、使える機能に制限があり、試用レベルです。
有料版であるUpNote Premiumは買い切りとサブスクの2つのスタイルが用意されています。

プランスタイル料金
無料版0円
UpNote Premium買い切りAppStore 4,000円/Google Play 3,160円
UpNote PremiumサブスクAppStore・Google Play 100円/月

UpNote Premiumでは、ノート数の制限なし・添付ファイルや表機能、インポート/エクスポート機能が利用可能になります。

UpNoteをObsidian的に使ってみる

ノートアプリはObsidianをメインに使っていましたが、iCloudを使ったデータの同期で、WindowsのiCloud同期が遅い、不安定という点にストレスを感じることもあったので、UpNoteをObsidian的に使ってみようと思います。

Obsidianでお馴染みのデイリーノート機能ですが、UpNoteでもテンプレート機能を利用して似たような設定ができました。

デイリーノート用のテンプレートを用意し、UpNoteでデイリーノートを利用しています。
今使っているのは下記のテンプレートです。

使ってみて感じたこと

使い始めて半月ですが、これまでに感じたことをまとめてみます。

UpNoteのここがいい

  • 同期がスムーズ・・・アプリ側のクラウドにあるので同期はスムーズです
  • マルチデバイス・・・どの端末でも利用できるのは助かりますね
  • 料金が安い・・・サブスクで月額100円、買い切りでも4,000円程度とお財布に優しい料金設定です
  • 日本語対応・・・公式サイトは英語ですが、アプリはすべて日本語化されているので安心して利用できます

UpNoteのここがイマイチ

UpNoteではノートをドラッグで移動できないんです。
ノートの保存先のノートブックを変更する際はノートを右クリックしメニューから選択して移動するという方法で、直感的に操作できないのが残念。
今のところ不満な点はこのひとつかな。


Obsidianはローカルにデータを置いて同期するスタイルで、UpNoteはアプリ側にデータを置くスタイル。
まずはここで好みが分かれるのではないでしょうか?
個人的には同期がスムーズであればどちらでもいいというスタンスです。

また、Obsidianにはプラグインで機能を追加しカスタマイズできるという大きな魅力がありますが、UpNoteにはそういった機能はなくいたってシンプル。
若干物足りなさを感じつつも、どのデバイスでもスムーズに使える快適さがうれしかったり・・・。

Premiumユーザーになってしまったので、しばらくUpNoteを楽しんでいこうと思います。

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@penchi
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デジタルガジェットとアナログな文具を好むハイブリッドなヤツ。フリーランスのパソコン屋兼ウェブ屋。シンプルでキレイなデザインやプロダクトが好きです。
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新たなノートアプリ UpNoteを使ってみる” に対して2件のコメントがあります。

  1. 津江政彦 より:

    とてもわかりやすい記事ありがとうございます。
    バックアップの事でお伺いします。
    記事中ほどにある
    1.「データがUpNoteのクラウド側に保存されますが、そのデータをパソコンにバックアップしておけるのは安心」とありますが、
    ①「そのデータ」というのはもしUpNoteがサービスを停止しても利用できるものなのでしょうか? ショートカットではなくデータ本体がローカルストレージに保存されていて、UpNoteを経由しなくて利用できるものなのでしょうか?
     HTML、Markdown、PDF、テキストファイルで保存していますが、オンラインではデータにアクセスでき、Acrobat等を使えば閲覧・編集もできるのではないかと思いますが、大事なノートなどはローカルにもネットとは独立して保存しておきたいという考えから質問させていただいています。
    ②当然✕の質問ですが、買い切っているからといってUpNoteのサービス停止後にはもうUpNoteアプリは使えませんよね?

    また、
    2.「ノートはMarkdownのフォーマットで保存されているので、他のアプリで開くこともできます」とありますが、テキスト形式の簡素な見かけで見れるということであり、元のUpNoteアプリで見ていたのと同じようなで見かけで見れるということではないですよね?

    意味がちゃんと伝わる質問ができているかちょっと心配ですが、時間があれば教えてください。

    1. @penchi より:

      お問い合せありがとうございます。

      現在ワタシはUpNoteを使っていないので、現行のバージョンについては確認しておりません。
      使用時に確認した情報をお伝えいたします。

      UpNoteのバックアップデータはMarkdownファイルで保存されるので、対応するエディタ等で利用可能です。
      Markdown対応であれば見た目も同様に表示できます。
      ※画像ファイルなどの表示は不明

      UpNoteのサービス停止後のことはUpNoteの運営者に確認ください。

      以上です。

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