Mac Book Air(Mid 2011)にBootCampでWindowsをインストール・・・簡単に考えていたのですが、実際にやってみると、これがなかなか手強い作業で、苦戦しました。
ということで、その顛末をまとめてみました。
Mac Book Air(Mid2011)にWindowsをインストールする
今回の環境は以下のようになります。
Mac:Mac Book Air Mid2011(メモリ4GB SSDは240GBに換装済み)
OS:macOS Sierra 10.12.5 (BootCamp 6.1.0)
Windows 7 Pro 64ビット(SP1)
問題点
Windows 10未対応
Windows 10が対応するMacというものがあり、Mac Book Airは2012年以降のモデルが対象。
ウチのMid 2011は対象外となり、BootCampでWindows 10をインストールすることはできません。
そこで、以前メインのデスクトップで使っていたWindows 7 Pro 64ビット版をインストールすることにしました。
インストールDVDでのインストールはできない
DVDドライブのないMacでは、macOS Sierra+BootCamp 6.1.0環境でWindows 7,8をBootCampでインストールするには、インストールDVDを使ってのインストールはできません。外付けのDVDドライブを使ってもダメです。
※@penchiもここでかなり混乱しましたが、このあたりの組み合わせはややこしいので注意が必要です。
インストールDVDからISOを書き出し、USBメモリでインストールメディアを作ることでインストール可能になります。
macOS Sierraは公開直後のバージョンでは、BootCampでインストールできるOSはWindows 10のみでしたが、10.12.2でWindows 7,8の新規インストールにも対応しました。
このあたりも情報が混乱しがちなので、確認しておきたいところです。
導入手順
Winndows 7のDVDからISOの作成
インストールDVDでのインストールができないので、DVDからISO(ディスクイメージ)を書き出し、USBメモリでのインストールメディアを作る必要があります。
WindowsのインストールDVDからISOを書き出す方法は下記の記事が参考になります。
Windows インストールメディアから Boot Camp 用の ISO イメージを作成する
書き出したファイルの拡張子は .cdr なので、これを .iso に変更し、Macに保存しておきます。
BootCampでの作業
BootCampアシスタントを起動すると、下記のような作業手順になります。
※3つめのチェック項目は Window 7またはWindow 8を削除 となっていますが、インストール後の表示のためで、インストール前は Window 7またはWindow 8をインストール となります。
3つのチェック項目にすべてチェックを入れて [続ける] ボタンをクリックし作業を進めます。
インストールメディアの作成
BootCampのインストールディスクの作成にチェックが入っていれば、メディアの作成のウインドウが表示されるので、インストールメディアに使うUSBメモリ(4GB以上)を挿入し、先ほど保存したISOファイルを指定してインストールメディアを作成します。
Windowsサポートソフトウェアをダウンロード
次に最新のWindowsサポートソフトウェアをダウンロードします。
ここでは保存用にUSB 2.0規格※のUSBメモリ(2GB以上)を挿入し保存します。
※USB 3.0ではBootCampでインストールしたばかりのWindowsで認識されずインストールできないとのことなので、USB 2.0規格のUSBメモリかHDDを保存するのがいいでしょう。
サポートソフトウェアのダウンロード・保存が終われば、保存したUSBメモリは抜いてもOKです。
Windows 7のインストール
サポートソフトウェアのメディア作成作業が終わると、Windows 7のインストールになります。
最初にWindowsをインストールするパーティション作成になります。
最低でも36GBを確保する必要がありますが、今回は45GBを確保しました。
Windows 7 Proのディスク使用量
インストールして最新の状態までアップデートした時点で消費しているのは26.6GBでした。
Windows 7のインストールは通常のインストールと変わることなく進みます。
Windowsサポートソフトウェアのインストール
Windows 7のインストールが完了したら、Windows上で先ほど作成したWindowsサポートソフトウェアのインストールを実施します。
USBメモリにあるBootCampフォルダにあるsetup.exeを実行すれば、あとは自動的に必要なソフトウェアをインストールしてくれます。
これをやらないと、Windowsで各デバイスが認識されないので必ず実施します。
ここまでくればインストール作業は完了です。
あとはWindowsアップデートを実施してWindowsを最新の状態にし、セキュリティ対策ソフトをインストールすればOKです。
今回は仕事上、出先でネットワークの点検や設定をする際にWindows環境が欲しいということで作成したため、特に大きなソフトを入れることもなく、データを置くこともないため、45GBというコンパクトなWindows環境をつくりましたが、とても快適な環境になり満足しています。
参考にさせていただいた記事
macOS SierraのBoot Campに、Windows7を新規インストールしてみた!
macOS SierraでもBootCampでWindows7をインストールできる!:Xcodeに挫折した私のunityとVRな日々(仮)
投稿者プロフィール
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@penchi
デジタルガジェットとアナログな文具を好むハイブリッドなヤツ。フリーランスのパソコン屋兼ウェブ屋。シンプルでキレイなデザインやプロダクトが好きです。
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